都の風とごちそうさんのあらすじは、一見接点がなさそうですが、実はちらっとあったりします。
都の風のあらすじは、京都の老舗問屋に生まれた三女である悠が、親父さんから早く婿をとって店を盛り上げるということでした。しかし反発した悠はなんと!大阪へ行って、大阪の食堂で働くんですねー。
しかし、それも父親にばれていしまい、奈良の旅館にて働くことになるんですね。それから物語は進み、なんと、ブラジャーを製造販売する事業に乗り出していくんですね。
女ひとりたくましく生きた人生の半分を描いた物語です。
大阪に引っ越すというところと、たくましく生きるというところはごちそうさんの主人公である卯野め以子さんにも共通する部分ではないかなって思ったりします。
女ひとりで生きる半生記って生半可なものじゃないと思うんですよ。
今だからこそ、女ひとりで生きることは珍しいことではありませんが、当時戦後となると絶対的男女差別がありましたからね。
女ひとりで事業をするってことはそうとう困難な事だったんじゃないかと思います。
きっと周りもよく思っていないでしょうし、へこたれそうなこともあったでしょう。
でも女性が付けるブラジャーだからこそ、女性に作ってほしいと思うのは世の女の願いでもあったのかなって思いますね。
ごちそうさんと都の風のあらすじは違いますが、強い女というのは共通するのかもしれませんね、ごちそうさんは肝っ玉母さんですし、都の風は、現在でいうならばキャリアウーマンです。
どちらも、女性には共感できる部分があるあらすじではないかなと思いますね。